2022.09.19  | レポート 

高校生向けWS「科学から生まれる“ビジネスの卵”講座」を開催しました!

 

東北大学が実施している高校生向けプログラム「科学者の卵」講座に参加している高校生たちを対象に、自分たちが取り組んでいる研究テーマや興味のある科学トピックスを題材にして、それらをどのように社会実装できるのかを考え、ビジネスアイデアに落とし込むワークショップを開催しました。 このワークショップは8月9日~10日の2日間にオンラインで実施し、直前での募集にも関わらず5名の高校生たちが参加してくれました。ワークショップでは、絨毯な発想が可能な高校生たちの“科学への興味”を大事にしながら、将来、その科学がどうやって社会へ役立てることができるかを、アントレプレナーシップ教育でお馴染のデザイン思考を使って議論しました。 また、2日間で創造したビジネスアイデアについて、9月18日に行ったオンライン発表会では、さらに18名の高校生が参加し、とても魅力的な発表と、その後の活発な質疑応答が繰り広げられました。 高校生たちの持つ柔軟な発想力や適応力、そして好奇心溢れる科学への興味・関心に、講師を務めた大学教員のほうが感銘を受け、今の高校生たちのポテンシャルの高さに驚かされるワークショップでした。  
  【ワークショップ参加者の声】 ■人と話しながら考えることはなかなかまとまらないため専門の知識がある人と話し合うだけで十分だと感じていましたが、人と話し合うことで、新しい発想が数大きく出、〇〇はできないと自分一人で見通していたことが意外と可能なことに気がつきました! ■個人で研究をしていると、視野が狭くなりやすいということに気づけました。自分が行っている研究に対して、他の人は新たな価値を見出してくれたり、解決すべきポイントを指摘してくれたりするので、よりよいものにブラッシュアップできる機会として、プロトタイプなどを大切にしていきたいです。 【発表会聴講者の声】 ■ただ自分のやりたい研究をやるのではなく、ニーズや未来像まで考えて研究するというのを同じ高校生がやっていることに刺激を受けました! ■自分の構想を、より1層深く研究していったり、製品にするとなった時に、どのような手順で行えば良いのか分からないことが多かったので、今後そのような機会があれば、この講義で学んだことを活かしたいです。