東北大学は、令和4年度三菱みらい育成財団の助成事業カテゴリー3「先端・異能発掘・育成プログラム」に採択されました。東北大学は、100年以上の歴史があり、その間「実学尊重」を理念の一つとして掲げ、「知」の成果による社会価値の創造を続けてきました。

　その理念は、今回採択されたプログラムにも受け継がれており、私たちは、「未来創造」、「価値工房」、「異能発掘」を三つの綱領として掲げ、あるべき未来を大胆に描き、切り拓くことのできる異能アントレ人材の育成を進めていきます。そこでは、アントレプレナーシップが起業する人に特有の資質である「起業家精神」という意味だけでなく、仕事や社会で仲間と協働することや、アイデアを形にするマインドと挑戦する姿勢と行動力など、広い意味を持つと捉えています。受講者のみなさんは「アイデアや機会を生み出す」、「そのアイデアや機会を自分や仲間が持っているリソースと結びつける」、「そして具体的な行動に移す」ということを学んでいきます。その過程では、大学内や国内だけでなく、米国のカリフォルニア大学やエストニアのタリン工科大学などで学ぶ機会に挑戦することもできるため、みなさんがすでに備えている「好奇心」と「探求心」は、「意志力」、「行動力」、「挑戦力」へと進化します。

　このプログラムを通じて未来のあるべき姿についてとことん考えてみましょう。コーチングと先進的コンピテンシー基盤型教育（CBE）がベースの本プログラムによって、これまでの「答え探し」から、「課題探し」と「価値創造」へとマインドの舳先が転換し、みなさんの創造力は大きく伸びることでしょう。プログラムへの参加をお待ちしております。仲間と一緒に未来を大胆に切り拓いていきましょう。